ちょうど一年前販売しておりました長崎県産 温泉入り塩「塩の宝石」 この度パッケージが新しくなり、再入荷しました。
私店長は「調味料で何が一番好きか」と聞かれると、やっぱり「塩」塩って白くてどれも同じ様に思えますが、塩化ナトリウム含有量99.5%以上ある精製塩は塩辛さが際立っています。
「卵焼きをこの塩で作ると違いがわかるよ」と作り手の木村さんが言われましたので、早速作ってみました。確かにやわらかな塩分を感じ、仕上がりもふんわり♪
「塩の宝石」は、長崎県雲仙市小浜町の温泉水と橘湾の海底深くボーリングし、ポンプで汲みあげた海水をブレンドした自然海塩。
塩化ナトリウムの含有量は70.9%。この塩を初めて食べたとき、よくあるしょっぱい塩からさがまるでなく、角がとれたまろやかな塩気と甘みも感じて驚いたことを覚えています。
それは数値にも表れていて(下表参照)マグネシウムは苦味、カリウムは酸味、カルシウムは甘みがあり、それぞれの成分が絡み合って旨み成分となるのだとか。なるほど、「塩の宝石」は確かに甘味のカルシウムが多いですよね。
さらにそのミネラルのバランスも大事だそうで、私たちの体や汗に含まれるカルシウムとマグネシウムのバランスは2:1の割合だとか。「塩の宝石」は、それに近いバランスで含まれているので吸収がよく、スポーツ飲料もこれに近い配分で作られています。
さて、私達が必要としているミネラルですが、中でもマグネシウム、ナトリウム、カリウムが不足すると酸性体質になると言われています。「塩の宝石」はその面でもとても優秀で、しかもたっぷりはいっています。
調味料は“さしすせそ”と昔から言われていますが、塩は「家で切らしてはいけない」と昔から言われているほど、人間にとって大切で無くてはならないものものです。
しかし毎日使うものではありますが、その量は他の調味料と比べて少ないものです。 だからこだわりのミネラルたっぷりの塩を!まずは塩から変えてみませんか?きっとそのまろやかな美味しさに驚かれることと思います。
「塩の宝石」を作られている木村さんは料理人でもあります。「料理は火加減・水加減・塩加減が大事、しかも塩は他の調味料と違って許容幅がとても狭いんです」と木村さん。
この地に生まれた木村さんは、橘湾の海水の良さをわかっていました。数十年料理人として長崎で働いていましたが、残りの人生を生まれ故郷の小浜での塩作りにささげようと決意し、10年の歳月をかけて独自の製法で塩作りを行っています。
商品名 | 食塩 |
原材料 | 長崎県橘湾海水・ |
内容量 | 100g |
賞味期限 | なし |
保存方法 | 直射日光、高温多湿を避けて保存 |
栄養成分100gあたり エネルギー 0kcal 長崎県工業技術センター調べ |
この塩の素晴らしいところは、味だけにとどまらず、環境にやさしい精製技術。
通常、塩作りと言うのは液体の海水を何日もかけて水分を飛ばし個体の塩にするので、多量の重油を使うため、CO2の排出量が他の加工品に比べて圧倒的に多く、環境に負荷をかけています。
しかしこの「塩の宝石」は重油を使わず、温泉の湯(105度)の上に塩水の入った容器を浮かべて水分をとばし、その後天日干しするという通常の塩作りと比べて実にCO2排出量の6分の5というエコな製法なのです。
すべてが手作業な為、暑い夏も そして冬でもサウナのような仕事場で良い塩を作るために日々作業をされていらっしゃいます。
味に妥協しない職人気質の木村さんが作る塩、それはしっかり形になって現れていると感じていただけると思います。
今では、色々なメディアからの取材や地元の旅館、飲食店、鮮魚店、お菓子屋さんなども使用されていて、この塩から広がる食は地域を巻き込み高め合う存在となっています。
エコジャパンカップ2010「JP地域共存ビジネス賞」受賞。